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京都 広隆寺、妙心寺、清涼寺 [仏像]

2009年4月12日(日)

広隆寺の弥勒菩薩(国宝第一号)についに会う。
これは何か突き抜けたところにあるモノである。制作者の思想が1400年間持続している。
20年ほど前に韓国の国立中央博物館で、金剛弥勒菩薩半跏思惟像を見て、
その素晴らしさに、しばらく前を離れることが出来なかったが、
広隆寺の半跏思惟像は、放つオーラの量が半端ではない。

蜂岡山 広隆寺

南大門の仁王像(吽形)
(1)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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講堂(重文)
ここには阿弥陀如来坐像(国宝)が安置されている。
なんと一木造で丈六である。説法印の指先が印象的。
右には地蔵菩薩坐像(重文)、左に虚空蔵菩薩坐像(重文)。
講堂は京都最古の建物。
屋根の風合いは新薬師寺の薫りを残しつつも勾配が少し深い。
(2)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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本堂裏の池
(3)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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妙心寺

広隆寺から歩いていける程度の距離に、
確か有名なお寺があったと、勘だけを頼りに歩き出す。
しばらく歩いてJR花園駅前に法金剛院を見つけるが、
こんな名前じゃなかったとさらに歩いて、妙心寺にぶつかる。
が、今では法金剛院を見ればよかったと後悔している。

権威的な心に満ち満ちているような寺だった。
はっきりいって私の好みからは大きく外れた。
装飾過剰な屋根
(4)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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これが禅寺の正当な?礎盤ですね。高台寺と比べると違いが良く分かる。
(5)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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五台山 清涼寺

妙心寺のある花園から、JR山陰本線で嵯峨野に向かう。
地図をみて、清涼寺が近くにあることを発見。
清涼寺式釈迦像で有名。ほとんど一般公開していないが、
他にも見るものがあるだろうと足を向ける。と、何と公開中とあるではないか!
なんといってもインド、中国、日本の三国伝来モノである。
瑞像(ずいぞう)である!厨子の立派さに驚く。

ここではさらに宝物館にある仏像に出会いを感じた。
源氏物語の光源氏のモデル、
源融が作らせたという阿弥陀三尊坐像(国宝)である。
これは素晴らしい!三体ともに筋肉質?の腕とくびれさせた腰のモデリング。
ギリシャ像のように人体の理想像を刻ませたと感じさせる。
また、両脇像(観世音と勢至菩薩)に密教印を結ばせた不思議な思想。
静の中に動き出す一瞬を感じた。

境内にある石仏
(6)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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珍しい木々
(7)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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3Dパノラマ廊下
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この本堂屋根の下に清涼仏がおわします
(9)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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嵐山

さすがに人の多さに閉口する。
抹茶ソフトを食べて早々に帰宅する。

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