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東京 無量寺、旧古河庭園、六義園と巣鴨 [仏像]

2009年6月27日

仏宝山 西光院 無量寺

関東にある仏像巡りをする中で、
東京都内にも平安時代の仏があると知り訪ねてみることに。
ここには阿弥陀如来坐像(平安時代後期)、不動明王像、
恵心作と伝わる聖観音の3体の仏像が安置されているはずである。

京浜東北線で上中里駅に降り、平塚神社横の坂を登る。
無量寺に至るまでの道は、江戸の道を残すかのように細く、
入り組んでおり、左側は旧古河庭園の壁が続いていた。

お寺は小さいながらも綺麗に整えられており、
境内には植木職人さんが枝を刈りこむ音が響いていた。
周りを見回すが、お寺の人の姿は見えない。
左の建物に呼び鈴があり、それを押すと女性の声で応答があった。

仏像の拝観希望を述べると、なんと一般公開していないとのこと。
では、と御朱印をお願いすると、信仰がないものにはお断りしているとの返事。
たまにこのような回答をする寺院があるが、では信仰とは何かと返したくなる。
仏像を通じて仏師の創造力を感じ、作られた当時の背景・思想を感じている訳で、
単に健康祈願、弘法さんの助けを願うだけが信仰ではないだろう。
仏像への信仰はあると思い、その証明は必要だと思い朱印は書いて頂いた。
残念ながら本日の見仏はここで強制終了となった。

無量寺の本堂
(1)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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境内にある石仏
(2)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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旧古河庭園

この土地は、幕末には海援隊に所属し、
明治に外務大臣として活躍した、陸奥宗光が所有していたが、
彼の次男が古河財閥の養子になり、古河家が継いだそうである。
残念ながら当時の建物は残っていないそうである。
今残っている建物は鹿鳴館、ニコライ堂、旧岩崎邸の洋館を手がけた、
ジョサイア・コンドルの建築である。
建物内の見学は、往復はがきでの申し込みが必要なので、
外からしか楽しむことが出来ない。

石造りの洋館と薔薇。
(3)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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茶室を遠望する。
(4)EF80-200mm F4.5-5.6
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日本庭園、心字池の石を写す。
(5)EF80-200mm F4.5-5.6
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洋館を横から見る。
(6)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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六義園(りくぎえん)

元禄時代、将軍綱吉のゴマすり?だった柳沢吉保の庭園。
明治になり、岩崎弥太郎の別邸になっている。
どれだけの冨が岩崎家に流れ込んだのか、ちょっと創造を絶する。
都内だけで、彼が買い取った庭がいくつあるのだろうか。
訪ねたことのある深川の清澄庭園、上野の旧岩崎邸もそうだった。
以前の会社の近くにあった北品川の三菱開東閣も彼の家だったはず。

ここは旧古河庭園と比べてもかなり広い。
トラッキングであれば、近郊の山に行かなくても、
幾通りかの道を回れば、この庭で事足りてしまうくらいだ。
ちなみに旧古河庭園は約9,327坪、六義園は約26,608坪で、
2.8倍程の広さがある。

心字池と築山
(7)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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蓬莱島
(8)EF80-200mm F4.5-5.6
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蛛道(ささかにのみち)辺りは、水が動かず水面に景色を落とし、
少し遠近感を失う感じを受けた。
(9)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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渡月橋
2枚の大岩を組み合わせた橋。
(10)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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巣鴨

お年寄りの原宿と言われている巣鴨だが、
歩いてみると、老若男女と大勢の人で賑わっている。
安くておいしければ、どの時代、世代に関係なく人は集まってくるだろう。

地蔵通商店街
(11)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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とげぬき地蔵尊境内の土産物屋さん。
(12)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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とげぬき地蔵も秘仏のため拝観はできない。
「洗い観音」に水をかけ、悪いところを布で拭くとご利益があるという。
(13)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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都電荒川線の庚申塚駅まで歩き、
猿田彦神社に立ち寄ってから帰路についた。
伊勢屋では有名な塩大福、おいもやさん興伸でスイートポテトを買った。
甘党の私には普通の大福の方があっているかも・・・

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