伊勢原市 大山ハイキング [写真]
2009年7月11日
大山から日向薬師へ
先月訪れた伊勢原市には幾つものハイキングコースがある。
景観もよく、コースも整っている感じだったので、
旧知の人にその事を話すと一緒にチャレンジしようということになり、
相鉄線横浜駅に9時20分に待ち合わせをし、伊勢原に向かった。
しかしハイキングの経験は、3年前に滋賀県にある、
金勝山ハイキングコースの磨崖仏を訪ねた時以来である。
今回選んだのは大山から日向薬師までの道。大山は標高1251.7m。
久しぶりの挑戦には、ちょっときつ過ぎたかも知れない。
実際、大山寺から阿夫利神社までの道と、見晴台から下る九十九曲がりは、
足元に全神経を集中していなければ危険で、撮影どころではなかった。
まあ、その間は無心になれたとも言えるのだが。
天気は曇り空だが気温もそれほど上がらず、まずまずの気候。
伊勢原駅からバスに乗り、大山ケーブルで下車する。
歩き始めるとすぐにお土産屋さんが立ち並ぶ通りに入る。
この門前町、寂れているのか、流行っているのか良く分からない。
たくさんの店が成り立っているので、それなりの儲けはあるのだろうが、
誰一人お客を見ない。通っている時間帯が違うのかもしれない。
女坂を登り始めるが、最初の頃は電柱や電線、朽ちかけた人工物など、
景観もイマイチで被写体となるものも少なく、ただひたすらに階段を登る。
女坂七不思議の看板が所々に立ち、弘法伝説などを伝える。
『爪切り地蔵』
弘法大師が一夜のうちに指の爪だけで彫ったと言い伝えが残る。
(1)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
雨降山 大山寺
良弁僧正が開基(天平勝宝七年[七五五])と伝える。
たまたま前回のハイキングで行った金勝山にも同じ伝説がある。
徳一の招きで第三世に空海がこの山に入ったと。ちょっと有名人並べすぎでしょ。
ここには関東で幾つかある鉄仏でも、有名な不動明王二童子像(重文)がある。
残念ながら今日は拝観不可であった。(毎月8,18,28日)
派手な石段の上に本堂が見える。その軒にはこれまた派手な龍の彫刻。
(2)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
江戸好みというのか、競ったかのような彫刻の群れ。
肘木、大斗にも数限りなく彫刻されている。
この写真はまるで歌舞伎のワンシーンのようだ。
(3)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
阿不利神社近くの風景。ここに至るまでの登りが大変だった。
(4)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
大山 阿夫利神社下社
神社創立は、今から2200余年以前の崇神天皇の御代との事。
山頂からは縄文土器も発掘されており、大山への信仰は古い。
大山寺も龍を祭っていることから、ここに雨乞い信仰があることが分かる。
また神社への奉納に築地市場関係者が多いことから、漁師の航海の目印にもなり、
魚場を決める上で、この山が重要な役割をしていたことが伺える。
神社の創立は大山寺と対になった神仏習合の時期ではないだろうか。
ちなみに大山寺は、現在下社のある位置にあったそうである。
阿不利神社からの風景。
生憎の天気だったが、三浦半島も僅かながら写っている。
(5)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
「大山の水」をペットボトルに汲む。確かに美味しい水である。
拝殿内の一郭にこのような場所が作られている。
(6)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
阿不利神社の額
(7)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
「江ノ島がかすかに見える~」って、
どこかで聞いたことがあるような景色そのまま。
(8)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
神明造、その屋根。
(9)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
下社から見晴台に向かう途中にあった巨大な枯木。
空洞の中にも緑が見える。
(10)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
ダム跡
(11)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
二重滝
大きな岩場や滝を見ると、
この山が修行の場であったことを思わせる。
(12)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
割と平坦な箇所になると、少し撮影が出来る余裕も。
歩いてきた道を少しご紹介。
先ほどの滝近くの道から撮影。
(13)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
(14)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
(15)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
見晴台から九十九曲がりへ至るまでの道。
ちなみに見晴台で食べる弁当はうまかった!
(16)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
日向薬師
大山ケーブルバス停から5時間弱だっただろうか。
予定通りのコースを歩きとおした。
お気に入りの月光菩薩にも無事を報告する。
(17)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
日向薬師バス亭から「温泉入口」まで乗る。
「ニュー天野屋」で日帰り風呂に入るのが目的。
バスを降りると目の前に産地直送店があり立ち寄る。
知人がコロッケを買って出てきて、そのうちの一つを頂戴する。
ハイキング後ということもあるだろうが、これが最高にうまかった!
温泉は割とぬめりがあるお湯で、温度もほど良く、
人も少なくて最高にいい湯だった。
次回はハイキング無しで温泉だけを目的に来てもいいと知人と話し、
伊勢原を後にする。
今回はトレッキング用の靴が合わず、
薬指を途中で痛めてしまったことを後悔するも、
くせになっている捻挫になることがなかったので一安心。
非常に充実した一日を過ごすことが出来た。
大山から日向薬師へ
先月訪れた伊勢原市には幾つものハイキングコースがある。
景観もよく、コースも整っている感じだったので、
旧知の人にその事を話すと一緒にチャレンジしようということになり、
相鉄線横浜駅に9時20分に待ち合わせをし、伊勢原に向かった。
しかしハイキングの経験は、3年前に滋賀県にある、
金勝山ハイキングコースの磨崖仏を訪ねた時以来である。
今回選んだのは大山から日向薬師までの道。大山は標高1251.7m。
久しぶりの挑戦には、ちょっときつ過ぎたかも知れない。
実際、大山寺から阿夫利神社までの道と、見晴台から下る九十九曲がりは、
足元に全神経を集中していなければ危険で、撮影どころではなかった。
まあ、その間は無心になれたとも言えるのだが。
天気は曇り空だが気温もそれほど上がらず、まずまずの気候。
伊勢原駅からバスに乗り、大山ケーブルで下車する。
歩き始めるとすぐにお土産屋さんが立ち並ぶ通りに入る。
この門前町、寂れているのか、流行っているのか良く分からない。
たくさんの店が成り立っているので、それなりの儲けはあるのだろうが、
誰一人お客を見ない。通っている時間帯が違うのかもしれない。
女坂を登り始めるが、最初の頃は電柱や電線、朽ちかけた人工物など、
景観もイマイチで被写体となるものも少なく、ただひたすらに階段を登る。
女坂七不思議の看板が所々に立ち、弘法伝説などを伝える。
『爪切り地蔵』
弘法大師が一夜のうちに指の爪だけで彫ったと言い伝えが残る。
(1)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
雨降山 大山寺
良弁僧正が開基(天平勝宝七年[七五五])と伝える。
たまたま前回のハイキングで行った金勝山にも同じ伝説がある。
徳一の招きで第三世に空海がこの山に入ったと。ちょっと有名人並べすぎでしょ。
ここには関東で幾つかある鉄仏でも、有名な不動明王二童子像(重文)がある。
残念ながら今日は拝観不可であった。(毎月8,18,28日)
派手な石段の上に本堂が見える。その軒にはこれまた派手な龍の彫刻。
(2)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
江戸好みというのか、競ったかのような彫刻の群れ。
肘木、大斗にも数限りなく彫刻されている。
この写真はまるで歌舞伎のワンシーンのようだ。
(3)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
阿不利神社近くの風景。ここに至るまでの登りが大変だった。
(4)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
大山 阿夫利神社下社
神社創立は、今から2200余年以前の崇神天皇の御代との事。
山頂からは縄文土器も発掘されており、大山への信仰は古い。
大山寺も龍を祭っていることから、ここに雨乞い信仰があることが分かる。
また神社への奉納に築地市場関係者が多いことから、漁師の航海の目印にもなり、
魚場を決める上で、この山が重要な役割をしていたことが伺える。
神社の創立は大山寺と対になった神仏習合の時期ではないだろうか。
ちなみに大山寺は、現在下社のある位置にあったそうである。
阿不利神社からの風景。
生憎の天気だったが、三浦半島も僅かながら写っている。
(5)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
「大山の水」をペットボトルに汲む。確かに美味しい水である。
拝殿内の一郭にこのような場所が作られている。
(6)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
阿不利神社の額
(7)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
「江ノ島がかすかに見える~」って、
どこかで聞いたことがあるような景色そのまま。
(8)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
神明造、その屋根。
(9)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
下社から見晴台に向かう途中にあった巨大な枯木。
空洞の中にも緑が見える。
(10)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
ダム跡
(11)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
二重滝
大きな岩場や滝を見ると、
この山が修行の場であったことを思わせる。
(12)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
割と平坦な箇所になると、少し撮影が出来る余裕も。
歩いてきた道を少しご紹介。
先ほどの滝近くの道から撮影。
(13)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
(14)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
(15)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
見晴台から九十九曲がりへ至るまでの道。
ちなみに見晴台で食べる弁当はうまかった!
(16)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
日向薬師
大山ケーブルバス停から5時間弱だっただろうか。
予定通りのコースを歩きとおした。
お気に入りの月光菩薩にも無事を報告する。
(17)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
日向薬師バス亭から「温泉入口」まで乗る。
「ニュー天野屋」で日帰り風呂に入るのが目的。
バスを降りると目の前に産地直送店があり立ち寄る。
知人がコロッケを買って出てきて、そのうちの一つを頂戴する。
ハイキング後ということもあるだろうが、これが最高にうまかった!
温泉は割とぬめりがあるお湯で、温度もほど良く、
人も少なくて最高にいい湯だった。
次回はハイキング無しで温泉だけを目的に来てもいいと知人と話し、
伊勢原を後にする。
今回はトレッキング用の靴が合わず、
薬指を途中で痛めてしまったことを後悔するも、
くせになっている捻挫になることがなかったので一安心。
非常に充実した一日を過ごすことが出来た。
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