東京 大円寺、五百羅漢寺、目黒不動尊 [仏像]
2009年5月9日
江戸の仏像を少し回る。
やはり有名どころとしては、深大寺の白鳳時代の釈迦如来像ですが、
それはまだお楽しみに残し、近場の都内から始める。
江戸の人々がどのような像に親しんだのかを想像するのが楽しみである。
松林山 大円寺
目黒駅から行人坂を下る途中にある。
大円寺には先月訪ねた清涼寺の釈迦如来の模刻像がある。
模刻像としては古いらしい。
和尚の話では正月の一週間と大黒の日にご開帳するとのこと。
境内に足を踏み入れて左を見ると、崖一面に羅漢の石仏が520体も立ち並んでいる。
夫々が面白い表情、動作を捉え、石に刻み込んである。
江戸時代の火事「明和9年(1772年)行人坂火事」は、
この大円寺が火元だったために、幕府から再建が許されなかった。
その間も、この崖にはこの羅漢は立ち続けていたと和尚はおっしゃる。
ユニークな顔
しかも隣の人を指差して笑っている。
(1)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
何でしょうね、この表情。もじもじしているようにも見えるし、
深い思惟の中にいる顔にも見える。
(2)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
賢そうな大陸的な顔。
(3)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
様々なお顔と姿勢の羅漢が勢ぞろいしている。
(4)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
大円寺から五百羅漢寺に向かって歩き出すと、
目黒川にかかる太鼓橋を渡る。橋からアルコタワーを望む。
(5)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
霊雲山 蟠龍寺(ばんりゅうじ)
歩道橋で山手通りを超えたところに蟠龍寺というお寺がある。
入り口には岩屋弁天という文字。おばあさんが一人入っていくので後に続く。
案内も何も無いところだったが、後で調べると阿弥陀如来座像があったようで、
案内を請えば良かったと後悔している。
(6)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
小さな境内にはちょっとした池があり、
亀の家族だろうか、3匹が重なって甲羅干しをしていた。
(7)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
これが奥の岩屋です。中には八臂の弁財天が祭られていた。
明らかに江戸時代と思われる石仏で、
少女のような可愛らしいお顔をしていらっしゃる。
先ほどのおばあさんは、ここで長い間祈り続けていた。
聞くと、毎日ここに拝みに来ているらしい。
(8)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
海福寺
五百羅漢寺の少し手前に黄檗宗のお寺があった。
ここも都会の中のお寺らしく案内も何もない。
門の朱が印象に残った。
(9)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
天恩山 五百羅漢寺
なぜ江戸時代に五百羅漢があちこちに作られたのか、
少し分かった気がする。
これは江戸のエンタテインメントなのだ。
羅怙羅(らごら)像ではお腹の部分を両手で開き、中に小さな仏像を覗かせ、
堂の出口に獏王(ばくおう)像があり、人面牛身虎尾で額と腹の両側に各三つの目を持つ。
庶民の恐れと笑い声が聞こえる気がした。
(10)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
泰叡山 瀧泉寺(目黒不動尊)
江戸五色不動で一番有名な目黒不動尊。
残念ながら本尊は秘仏で拝観できない。(12年に1度、酉年に開帳)
愛染明王と御前立ちが同じS字スタイルで立っている。
「独鈷のXX」というのは各地に存在しているが、
ここは独鈷の「滝」になっており、水をかけると願いが叶うという。
(11)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
(12)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
本堂裏に銅像の大日如来像が鎮座している。
(13)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
観光目的ではなく、今でもお参りが絶えないのを見て、
庶民の信仰が生き続けいていることに驚く。
江戸の仏像を少し回る。
やはり有名どころとしては、深大寺の白鳳時代の釈迦如来像ですが、
それはまだお楽しみに残し、近場の都内から始める。
江戸の人々がどのような像に親しんだのかを想像するのが楽しみである。
松林山 大円寺
目黒駅から行人坂を下る途中にある。
大円寺には先月訪ねた清涼寺の釈迦如来の模刻像がある。
模刻像としては古いらしい。
和尚の話では正月の一週間と大黒の日にご開帳するとのこと。
境内に足を踏み入れて左を見ると、崖一面に羅漢の石仏が520体も立ち並んでいる。
夫々が面白い表情、動作を捉え、石に刻み込んである。
江戸時代の火事「明和9年(1772年)行人坂火事」は、
この大円寺が火元だったために、幕府から再建が許されなかった。
その間も、この崖にはこの羅漢は立ち続けていたと和尚はおっしゃる。
ユニークな顔
しかも隣の人を指差して笑っている。
(1)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
何でしょうね、この表情。もじもじしているようにも見えるし、
深い思惟の中にいる顔にも見える。
(2)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
賢そうな大陸的な顔。
(3)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
様々なお顔と姿勢の羅漢が勢ぞろいしている。
(4)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
大円寺から五百羅漢寺に向かって歩き出すと、
目黒川にかかる太鼓橋を渡る。橋からアルコタワーを望む。
(5)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
霊雲山 蟠龍寺(ばんりゅうじ)
歩道橋で山手通りを超えたところに蟠龍寺というお寺がある。
入り口には岩屋弁天という文字。おばあさんが一人入っていくので後に続く。
案内も何も無いところだったが、後で調べると阿弥陀如来座像があったようで、
案内を請えば良かったと後悔している。
(6)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
小さな境内にはちょっとした池があり、
亀の家族だろうか、3匹が重なって甲羅干しをしていた。
(7)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
これが奥の岩屋です。中には八臂の弁財天が祭られていた。
明らかに江戸時代と思われる石仏で、
少女のような可愛らしいお顔をしていらっしゃる。
先ほどのおばあさんは、ここで長い間祈り続けていた。
聞くと、毎日ここに拝みに来ているらしい。
(8)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
海福寺
五百羅漢寺の少し手前に黄檗宗のお寺があった。
ここも都会の中のお寺らしく案内も何もない。
門の朱が印象に残った。
(9)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
天恩山 五百羅漢寺
なぜ江戸時代に五百羅漢があちこちに作られたのか、
少し分かった気がする。
これは江戸のエンタテインメントなのだ。
羅怙羅(らごら)像ではお腹の部分を両手で開き、中に小さな仏像を覗かせ、
堂の出口に獏王(ばくおう)像があり、人面牛身虎尾で額と腹の両側に各三つの目を持つ。
庶民の恐れと笑い声が聞こえる気がした。
(10)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
泰叡山 瀧泉寺(目黒不動尊)
江戸五色不動で一番有名な目黒不動尊。
残念ながら本尊は秘仏で拝観できない。(12年に1度、酉年に開帳)
愛染明王と御前立ちが同じS字スタイルで立っている。
「独鈷のXX」というのは各地に存在しているが、
ここは独鈷の「滝」になっており、水をかけると願いが叶うという。
(11)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
(12)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
本堂裏に銅像の大日如来像が鎮座している。
(13)EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
観光目的ではなく、今でもお参りが絶えないのを見て、
庶民の信仰が生き続けいていることに驚く。
2009-05-09 22:59
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